キノコの仲間の多くは、木材腐朽菌です。
ですので、その菌を特徴づけるために、しばしば木材腐朽特性を調べます。
当研究所では、Klason法(酸加水分解法)を用いて、酸可溶性、不溶性リグニン量を定量することでリグニン分解活性を測定しています。あるいは、Wise法などでホロセルロース量を定量することも出来ます。
また、酸加水分解液中に含まれているグルコースやキシロースなどの単糖量を測定することで、木材や腐朽木材残渣中に残された多糖成分量の近似値を測定することも可能です。